コンテンツ
〒590-0941
大阪府堺市堺区材木町西1丁1-30
開館時間 10:00~17:00
休館日:第3火曜日(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
※その他臨時休業あり
TEL :072-227-1001
FAX :072-227-5006
©2024 堺伝匠館. All Rights Reserved.
鯉幟は、男児の健やかな成長と将来の成功を願い、端午の節句に庭先等へ掲げられる伝統的な幟です。
真鯉に金太郎がまたがったデザインと立体的な構造が特徴である堺五月鯉幟は、
風を受けて空を泳ぎ、大きく膨らんだ腹部は本物のような迫力を備えています。
数十種類の刷毛と筆、選りすぐりの顔料を使い、
勢いよく描かれるイラストはその大きさと色使いの華やかさと共に力強さを表現しており、
手描きだからこそ一つ一つが異なる表情を見せる仕上がりには、
職人が鯉幟に込めた想いが垣間見えます。
堺五月鯉幟は、明治初期に和凧職人が紙鯉を作ったことに始まります。
江戸時代、武家が家紋入りの幟を飾り、男児の誕生と成長を願う風習があったことから、それを紙鯉で立体化したのが鯉幟の原型です。
和紙は耐久性に乏しかったため、明治中期になると広幅の綿布を使い、堺の和の技術を応用して丈夫な布鯉が誕生しました。
明治末期には真鯉の背に金太郎を乗せた図柄が考案され、堺ならではの鯉幟として人気を集めました。
数十種類の刷毛と筆を使い手描きしています。裁断されたまっ白な綿布にまず描くのは目。アタリをつけて一気にひげ、うろこを描く。選りすぐりの七色の顔料を使い、色をつけていきます。胴が太く尾びれがキュッとしまった立体的な構造で、まさに、鯉の形をした鯉幟。胸びれ、尻びれが大きく、風を含んで悠々と空を泳ぎます。
1986年には大阪府の伝統工芸品に指定されました。いつの時代であっても、こどもが強くたくましく育ってほしいという親の願いを込めて金太郎を描き続けています。手描き独特の味と風合いが、時を経た今も変わらず守られています。
キリで布にしるしをつけ、
まず鯉の目を描いていきます。
使う道具は、「ぶんまわし」という
竹でつくった
コンパスの先に刷毛をつけ、
円を描きます。
鯉のひげやうろこなどを描きつつ、
同時に色をつけます。
色をつけたところは独自の技法で
美しいグラデーションとなるよう
ぼかします。
金太郎の顔の毛や鯉のうろこに
細かい線を入れ、
仕上げていきます。
下記より堺伝匠館オンラインショップでの
お買い物をお楽しみください。